人は人のために行動した時に、感動し、満たされるんではないかという話です。
エピソード
前前職で、菓子職人をしていました。当時3年目で、忙しすぎて自分が何をやっているかわからんくらいな日々を過ごしていました。その時に、年下の後輩くんが入ってきました。それまでは年下の先輩といつも仕事をさせて頂いてたので、すごい新鮮でした。
後輩くんに色々教えたりしながら、日々仕事をしていましたが、ある時から急に来なくなりました。無断欠勤というやつです。職場環境は労働時間も内容も結構ヘビーでさらに、自分の上司のパワハラ行動がすごすぎて、それも重なって後輩くんは来なくなったのかなという感じでした。社員、アルバイトの人はほぼ全員が後輩くんのことを責任がないとか、悪口いってはりました。
僕は後輩くんにきっとなにかあったのだろうと思い、毎日、仕事終わりに後輩くんの家にいきました。もちろん会えないので、激励のお手紙と差し入れをドアノブにかけて帰る日々を10日くらいしました。こういう僕の行動も周りの人は悪く言ってました。「あんなやつのために、良くする必要はない」「自己満足な行動」とか言われていました。
10日くらい家庭訪問を続けた時、後輩くんから連絡が来ました。
「辻さん、僕会社に行きたいんですが、怖くていけないんです。」と言われ、
僕は、「会社に来て無断欠勤のことを謝るだけ謝ってやめたらいいやん」といいました。そしたら後輩くんは「辻さんがいてくれたら、会社に行けそうです。」といってくれて、後日後輩くんは会社に来て無断欠勤のことを謝罪して、許してもらいましたが、その後1ヶ月くらいでやめていきました。
色々ありましたが、後輩くんは「辻さんに出会えて本当に良かったです。」といってくれてスゴい嬉しかったなーと思い出します。
最近、感じるのはぼくが後輩くんのために必死に行動してた時がすごい満たされていたなーということです。結果的に、後輩くんの奪還がうまくいって良かったですが、うまく行かなくてもきっと自分が納得してよかったと振り返って感じます。
まとめ
日常に人が人のために行動することって、無限にあります。その一つずつが美しく素晴らしく見えます。そういう行動をこれからも純粋にやって行きたなーって思います。以上です。